ウェブ時代をゆくの簡単まとめ

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

遅ればせながら、読みました。
すごく面白い!これで800円程度なのだから凄い!
何か自分の中でモヤモヤと考えていたものが丁寧にまとめられて書かれているような感じ。
中でも、自分の中で心に残ったものを、自分の心に残ったまま、まとめてみました。

学習の高速道路と大渋滞

今、ウェブ上には一生を使っても学びきれない程の情報が蓄積されている。
 
昔は情報を得るだけで一苦労だった。
本屋を回ったり、偉い人の弟子になったり。
 
今はYahoo!で興味のある単語を検索するだけでウン千、ウン万の情報を見れ、それを学ぶ事ができる。
 
この事により、昔の人が1年掛けて習得する技術・知識を1ヶ月に短縮する事が出来るようになった。
 
これは、まさに「学習の高速道路」じゃないか。
 
だが、その環境は誰にでも平等に開かれており
高速道路が終わる辺り(プロの一歩前)で一気に大渋滞が起こる。
 
ここで大いに苦悩するだろう。
 
そこから先は2つの生き方がある。
 
その先を創造的・独創的に行き一流のプロになるか。
また、高速道路を降り、今まで必死に得た知識・経験を元に「けものみち」を行くか。
 
決め方は簡単で、好きな事を続けるための煩わしくて嫌なことを「この道の為なら」と執着して生きていける覚悟があれば先に行けばいい。
 
もし違えば「けものみち」を自分の好きな事を丁寧につまみながら自由に生きていけばいい。
 
どちらも自分の中にある「好き」を貫くことで飯を食っていける。
幸せな生き方だ。
 
好きな事が無い人はいない。
 
自分は好きな事がないと言う人がいるとすればその人は好きな事を探していないだけだ。
 
 

好きな事の探し方

 
好きな人はいる?
好きな本はある?
好きな音楽はある?
 
きっと何かしら自分の「好き」を持っているんじゃないか。
 
私は小さい頃から自然と物語を考えるのが好きだった。
でも、あんまり本も読まないし、作家に成ろうと思うほど好きでも無かった。
 
では、何で自分が好きだったのかを考えると
 
「何かむにゃむにゃ人には理解されない事を考える」
 
という事にかっこよさを感じていたからだった。
 
小さい頃からパソコンも好だったので、
 
んじゃ、プログラム書く人になるかという感じで今に至っている。
 
好きな人、好きな本、子供の頃からやっていた事から
「好き」の部分を丁寧に取り出し、他の「好き」の複合技で自分の道を決めていけばいいのでは無いかと思う。
 
 

今仕事で息苦しい思いをしている人へ

 
日本では大きな会社に勤めている人に対しての批判は少なく、
会社を辞め好きな事をやる人への批判は多く聞く。
 
「好きを貫いて生きていける程、人生は甘くない」
 
と言う大人も多い。
 
こういう事を言う人は大抵安定した会社におり、
そうでない人の想像ができていないにすぎない。
 
大きな組織の幹部ともなると組織離れたという経験を全く持たない人が多く、
 
「大組織を離れる」
 

 
「人生のレールを外れる」
 
と同じ意味に捉えており、
またその事を常識のように口にするのであたかも真実であるような錯覚を人々に与えている。
 
ふと、なぜ、この人たちは
「何十年も同じ環境で仕事できる」
のだろうかと思った。
 
私が思うにこういう人には大組織で生きていける以下の資質があるのだと思う。
 
「与えられたルールの意味を理解して、その中で勝つ事を楽しめる」
 
「与えられた問題を解決する事に情熱を注ぐ事ができ、難しければ難しい程燃え上がる」
 
こういう資質を持つ人が大組織のサバイバルで強く、楽しく生き抜いていけるのだ。
 
だが、世の中の人々は上記の資質を持っている人ばかりではない。
 
そういう人は誰に恥じる事なく自分の「好き」を貫いて生きて欲しいと思う。
 

感想

あとがきに「若い人へのエール」と書いてあったように、若い人は読むべきだと思います。
私は、読んだ5〜6時間程度で大きく人生観が変わったような気がします。
もやもやしていた霧がすこし晴れたような気がします。
こんな良い本を書かれた梅田さん(id:umedamochio)に感謝します。