Rubyの世代別GC論文についての誤解

オレンジニュースで取り上げられて,少し話題になりました.
http://secure.ddo.jp/~kaku/tdiary/20090604.html
 
そのー,いかにも最近の話題っぽい書き方をされていて,誤解を生んでいると
思いますが,これはもう8年も前の事です.

(GC処理時間が最大92%短縮)

という部分は「Ruby1.7.1」に対するものという事をお忘れなく.
 
この論文の内容が以前としてCRubyに採用されていない理由は,1.8に入れると遅くなってしまったからです.
それは,1.8からヒープの拡張戦略を変えたかららしいですが,詳しい事は私もよく知りません(汗)
あと,世代別GCにはライトバリアを入れなくてはならないという制限があって,拡張ライブラリとかどうする?のという問題もあったと思います.
 
とはいえ,この論文を読まなくていいか,というわけでもありません.
読み物として非常に楽しいので,GC好きな方も,そうじゃない方も,読んだ方がいいと思うわけです.
(私はこの論文がRHGで紹介されていたのを見て,何度も何度も読みました)
 
一応誤解をしているエントリやブクマを結構見かけたので,書いてみました.